Two
over one – part9
(by Mike Lawrence)
2オーバー1応答
2/1応答は、99%ゲームに行く点があることを約束するので、良い手でないとビッドしてはいけない。下の例では、あなたのパートナが1Hオープンをした。
W: N:1H、E:P、S:?
S:QJ82、H:3、D:AJ8、C:AQ762
2Cをビッドする。つぎのルールは、ほとんど破られることはない。もし、ゲームに行ける強さがあって長いスーツがあるなら、まずそのスーツをビッドする。もし、スペードを先にビッドするというよくある間違えをすると、決してあなたの手を示すことはできないだろう。もし、6Cが最善のコントラクトだとすると、この手をあなたが持っていることが信じられないので、おそらく到達できないだろう。
S:AK64、H:4、D:K93、C:J10763
1Sをビッドする。2Cはゲームの強さを約束するので、それにはちょっと足りないので。
S:K4、H:84、D:AQ、C:AKQ9763
2Cをビッドする。ジャンプシフトはしない。2/1システムでは、2Cでゲームフォーシングにすることができるので、素晴らしい手を示すのに、3Cへジャンプする必要がない。一度ゲームフォーシングを確立してしまったら、その後はうそのビッドやビッディング・スペースをむだに使うジャンプをする必要がないので、ビッドが楽になる。
このことが、3Cで別の手を表せるという非常に大きな利益をもたらす。バーゲン・レイズを使うプレーヤがいる。3Cが、ハートのレイズの意味になる。私がこのシリーズでお薦めしたいのは、3Cで良いクラブで、ゲームフォーシングにはちょっと足りない手を示すことである。例えば、
S:A73、H:3、D:873、C:AQJ973
1Hに3Cを応答する。パートナは、さらにビッドを続けていいが、ミニマムでミスフィットの手では、パスしていい。
パートナが1Hをビッドしたあとのビッドの例にもどる。
S:Q76、H:K73、D:105、C:AKJ83
2Cをビッドする。よく出てくる手として、ゲームに行ける強さがあって、パートナスーツに3枚のサポートがある手がある。2Cをビッドしておいて、次の機会にパートナのスーツをレイズする。パートナが2Dをビッドしたら2Hを、2Hには、4Hではなく3Hを、2NTには、3Hをビッドする。
これらの弱そうに聞こえるビッドはゲームフォーシングで、すべてに貴重な役割をもつ、すなわちビッディング・スペースを節約している。あなたは、生きているうちに一度はきっと、必要な重要情報がないために4の台で、ゲームより先へいこうかどうか迷うだろう。2/1システムは、ビッディング・スペースについて大変経済的で、すばらしいスラムへのシーケンスを使うことを可能にする。
S:AQJ、H:J10、D:Q973、C:A1086
パートナが1Hでオープンしたあと、2/1だと、この手のハンドで問題が生じる。この手のハンドでは、スタンダード・システムがベストである。30年前なら、ゲームフォーシングのバランス・ハンドを示す2NTをビッドすればよかった。今日では、多くの人が、2NTはパートナのメジャーにサポートのある良い手を示すために使われる。それゆえ、ナチュラルな2NTは使えない。この手が板ばさみの手であることを私は認める。私の選択は、2C、弱いスーツを2の台でビッドしないというルールに違反するけれど。通常5枚で、4枚ではない。科学的にいうと、この手は問題の手のひとつである。
あなたは、つぎに2NTをビッドするつもりである。それは、ゲームフォーシングである。2/1をビッドできて、ゲームに行かないのは、メジャーにフィットがないか、3NTのためのストッパがない時だけである。2の台で新しいスーツをビッドして、どちらかがNTをビッドしたら、NTでプレーしていいことを意味し、ゲームフォーシングとなる。
S:KQ5、H:KJ、D:AQJ87、C:QJ4
この手はいい手だが、スラムをビッドするには十分でない。パートナがミニマムかそれ以上の手かを知る必要がある。そのためには、まず2Dをビッドする。2Hが返ってきたら、2NTをビッドする。この時点で、パートナは、あなたが13〜14点持っていると思う。3NTへのレイズが返ってきそうである。そこで、4NTをビッドしてパートナを驚かせる。これは、ブラックウッドではなく、ナチュラルである。マーシャル・マイルズが提唱したこの2ステップのシーケンスは、18〜19点を示す。
あなたの2NTビッドがフォーシングで、あなたが自分の手を表す機会を保証していることによってのみ、このビッディング・トリックを使うことができるのである。
S:83、H:Q983、D:KJ3、C:AKJ3
この手が、多くのパートナーシップで使われている2NT応答の手である。バランスした、ハートのゲームフォーシング・レイズである。もしシングルトンがあったら、スプリンター・ビッドでアンバランス・ハンドを示す。この手は、切り札に4枚サポートあることに注意すること。4枚以上のサポートなしに、リミットレイズまたはフォーシングレイズは決しておこなうべきではない。サポートが3枚しか無いときは、他のビッドをしてから、次の回にサポートしなければならない。