Two over one – part11  (by Mike Lawrence)

 

2オーバー1応答後のレスポンダーのリビッド

レスポンダーが第2ラウンドにできることは山ほどあるが、実際は典型的な応答は小さなグループに入る。オープナのリビッド後、レスポンダーがどのように続けるべきかのいくつかの例を見てみよう。

     N:1S、E:P、S:2C、

W:P、N:2D、E:P、S:?

次の手で

S:QJ7、H:763、D:K3、C:AK952

2Sをビッドする。フィットがみつかったので、確実にゲームフォーシングになる。

S:AJ3、H:KJ8、D:83、C:AQJ73

この手では、3Sをビッドする。2Sはゲームフォーシングなのでジャンプする必要はないが、パートナが余分な何かを持っていればスラムをねらえる手なので、この手でジャンプしてよい。あなたのジャンプ・ビッドは良い3枚の切り札とだいたい17点以上のサポート点を約束する。

次の手で

S:AJ4、H:72、D:873、C:AKJ94

 4Sをビッドする。ゲームへのジャンプは特定の手を示す。ゲームに行ける点と良いスペードと良いクラブ(最初にあなたがビッドしたスーツ)と、アンビッド・スーツにAもKもシングルトンもない手を表す。このビッドは、あなたの手について正確にパートナに伝え、またアンビッド・スーツについての情報も伝える。パートナがマキシマムの手を持っていても、赤いスーツに2ルーザーあるならば、スラムがないことがわかる。

次の手で

S:J、H:QJ63、D:KQ6、C:KQ763

2NTをビッドする。理論的には、バランス・ハンドを示す。重要なのは、3NTをビッドしないこと。ゲームへジャンプすると、5枚クラブ(または、事実、あなたが最初にビッドしたスーツ)で、ほぼ1NTオープンする手を示す。

ハートを示すことには気をかけないことに注意。パートナは2Dをビッドしたことで4枚ハートを否定している。

次の手で

S:K3、H:83、D:Q63、C:KQJ1063

 3Cをビッドする。Nにハート・ストッパーがあれば、おそらく3NTをビッドするだろう。Nがスペードをリビッドしたら、レイズする。3Dなら、4Cをビッドする。これは、パートナがパスしてよいビッドである。

 ビッドの経過をすこし変えてみよう。

     N:1S、E:P、S:2C、

W:P、N:2H、E:P、S:?

次の手で

S:J3、H:QJ83、D:76、C:AKQ93

4Hをビッドする。ゲームへのジャンプは、常にレスポンダーがビッドしたスーツ以外にコントロールがないことを暗示している。

次の手で

S:83、H:K3、D:AK53、C:KJ873

2NTをビッドする。3Dのビッドを気にかけなくていい。2NTで、あなたの手の本質を示している。

ガイドライン:NTのビッドが選択肢の中にあるときはいつでも、まずまずの選択なら、おそらくそれが最も良くあなたの手を表しているだろう。しかしながら、他により良いビッドがないことを確かめること。

例えば、次の手で、

S:J83、H:K3、D:AJ3、C:A10763

 2Sをビッドする。この手は、先のガイドラインを極端に使うべきではないと言っている。あなたには、ゲームに行ける点と良いスペード・サポートがある。ハートがダブルトンなので、おそらくハートをラフることができるだろう。ここでNTをビッドするのは、ちょっと利己的である。

次の手で

S:K3、H:7、D:K86、C:AQJ10876

3Cをリビッドする。このビッドは、必ずしも弱い手を示していないことを忘れないように。